鼻中隔湾曲症の手術を受けてきました。
私は小さい時からいつも口呼吸で鼻水ダラダラ。
いびきも豪快にかくので夜中に口が乾いてよく起きます。動画を撮影すれば、鼻息と口呼吸の音がおもいっきり録音されてしまいます。
意識して撮影しても音が入ってしまうくらい息が荒いです。なのでこれまで撮影した動画は失敗動画ばかりです(笑)
また、やる気を出して勉強しようとする時に限って、花粉症の時のような透明の鼻水がダラダラ出て気が散ってしまい、とても勉強どころではない。中学・高校の時なんか、ティッシュを切らしてしまった時なんかまぁ大変でした。
恥を忍んで女子にティッシュをもらうものの、とても可愛い小さなポケットティッシュ1個では足りんのです。
そういう時はトイレに行って、トイレットペーパーを大量にちぎって、ハムスターの頬袋のようにポケットパンパンに詰めておくという技を使わざるを得ませんでした。
こんな鼻ズルズルエピソードは氷山の一角なのですが、まぁ私はこういう出来事と共にずっとやってきたので、これが普通といば普通だったわけです。
ある時風邪の症状で、いつもとは異なる耳鼻科へ行った際、「あなたはとても鼻が曲がっていますね。しかもかなりきつく湾曲しています。今まで他の医師から言われたことないですか?」と言われました。
加えて、私の場合は特に骨のカーブがきついとも言われました。
「ま、曲がっている.....!?」今まで気にしたことありませんでした。
一通り自分の鼻がどういう状態なのかということと、「手術すれば改善が期待できますよ。」という話を聞いて病院を後にしました。
決して手術をすすめられた訳ではありません。
手術なんてするわけがない!ただでさえ病院嫌いだし、採血ですら倒れそうになる。健康体にメスを入れるなんてありえないとその時はそう思っておりました。
今の世の中ネットでいろんな情報が手に入ります。
【鼻中隔湾曲症 手術】と検索するといろんな方の手術記がヒットし、いろいろ読ませてもらいました。
いろいろ読んでいくと興味深いことばかりでした。
”鼻スースー、めちゃくちゃ息ができる、やって良かった、世界が変わる”
”.........世界が変わる!”
私にとってこれほど心打たれる言葉はありませんでした。とても心が揺れる。でも手術を受ける気にはなかなかなれませんでした。
なぜならば、この手術は術後が結構辛いとのこと。
・術後数日は鼻がガーゼでパンパン。完全口呼吸生活。
・口の中に鼻から血が落ちてくる。
・ガーゼ抜きの儀式が痛い(人によるようですが)。
これをクリアさえすれば、新しい世界が待っているとのこと......
しばらく情報収集が続き、迷っていたところですが、手術を決めたきっかけは意外とあっさりでした。
風邪の症状なのか、これまでになく鼻が腫れぼったい感じがずっと続き、とても息苦しくなってきておりました。
本当にとても辛かったので耳鼻科へ行きました。
思えば鼻の症状のみで診てもらう事は、人生でこれが初めてだったと思います。それくらい苦しくなっていました。
一通り処置して頂き、一時的に鼻の通りが良くなったのですが、この時私の中で「今がタイミング......! 手術やるかな.....!?」と急にそんな考えが芽生えました。
そして私から「先生、遠い昔にお話しがあった鼻中隔湾曲症の手術の件、良くなるなら手術をお願いしたいです。」と申し入れしました。
「わかりました。」先生はすぐに紹介状を書いてくださり、後日、紹介先の病院へ行くことになりました。
言ってしまった.....と思いましたが、明るい世界が待っていると思うと、なんかとても楽しみに思えてきました。
最後に先生から、私のケースは特にカーブがきついので難しい手術になるとのこと。ただ、それについては医師の腕の見せどころ、あなたは何も心配しなくて大丈夫。
紹介先の医師に任せておいて下さい。とおっしゃって下さいました。